特集 因習的活動の見直しを図る
PHC的視点による発想の転換で《活》を
保健活動〈見直し〉の理念とその方法-PHC的視点にたった活動分析の実際
PHC研究会
pp.410-414
発行日 1981年6月10日
Published Date 1981/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206379
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はじめに
保健活動に携わる人なら,誰でも自分なりに仕事の見直しをし,それを次の活動へ活かしているものだが,その割にこれが関係者の間で共有できる形で体系だてられていないのが実情である。評価という言葉はよく使われるが,それに"見直し"と"効果判定"という意味があるのに,実際は混同して"評価"という言葉で一括していることが多い。
われわれはこう考えるのである。活動の"見直し"ができなければ,"効果判定"などできないし,仕事の"計画"もニードに指向した活動としてみんなが共有できるようなものにならないだろうと。従って,いまわれわれに必要なことは,保健活動をみんなで共有できる視点にたって<見直す>方法を開発し,それを定着させることであろう。
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