特集 これからの国際保健医療協力
PHCの人材養成—国際保健の視点から
林 謙治
1
1国立公衆衛生院保健統計人口学部
pp.261-264
発行日 2002年4月15日
Published Date 2002/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902710
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プライマリ・ヘルスケアのための人材育成は各国の保健医療事情により様々なアプローチがある.国によっては正規の教育を受けた医師,保健婦,助産婦,看護婦が重視されることもあるだろうし,他方,上記の補助職のほうがむしろ緊急な課題となっていることもある.国際保健の立場から考えたとき,外国政府の助言者として人材養成の立案に携わることもあれば,実際の現場でトレーニングにあたることもあろう.さらに,日本に外国人研修員を迎え入れることや,あるいは海外派遣予定の日本人に対して研修を行うこともある.途上国のプライマリ・ヘルスケアのための人材養成は国それぞれの特殊事情があるものの,基本的なコンセプトは先進国と同様にどこにおいても共通するものがある.
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