特集 生活と労働に基盤を置いた保健活動へ
PHCの視点で見た"信濃町・健康研究会"の組織づくりとその機能の評価
中島 紀恵子
1,2
,
丸地 信弘
1,2
,
松田 正己
1,2
,
谷中 輝雄
1,2
1PHC研究会
2東大医学部保健学科
pp.672-676
発行日 1980年9月10日
Published Date 1980/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206287
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1.討論経過
昭和54年11月,PHC研究会メンバーの丸地が長野県の保健婦研修会でPHCについて討論する機会を得た。その際,信濃町の龍野保健婦が彼女らの"健康研究会"が取組んでいるトマト栽培従事者の腰痛問題へのアプローチが,PHCの観点に近いのではないかと考え,その活動の一端を発表したのを聴いた。
丸地はこの報告をPHCの観点からさらに評価を深めれば,PHC概念の日本的展開を前進させることもでき,将来に向け現場活動に役立てることが可能と考え,本誌編集室の同意を得て,同年12月,龍野保健婦を東京へ招きPHC研究会メンバーとの座談会を企画した。この時の討論が誌上に掲載されたものである。
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