K君とともに＝その2

　K君の両親及び保母，保育所の所長はK君の発作がなんとか治らないかと藁をもつかむ思いで過ごした1年間がすぎ，1978年2月24日，K君はK大の小児神経科の外来を訪れた。ここにはやさしいD先生が待っていて下さっていた。そして2月25日の朝から治療を開始したのである。