活動報告
藤井寺保健所における在宅ねたきりの訪問看護活動
雄川 美代子
1
,
土田 妙子
1
,
宮川 美子
1
,
村田 安子
1
,
高木 政子
1
,
川崎 寿子
1
,
衛藤 良子
1
,
加藤 律子
1
,
山本 サエ子
1
,
福井 千鶴子
1
,
谷 美保
1
,
藤本 久子
1
,
木村 加代
1
,
上嶋 勲
1
,
大国 美智子
2
1大阪府藤井寺保健所
2近畿大学医学部公衆衛生学教室
pp.196-208
発行日 1978年3月10日
Published Date 1978/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205962
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I.はじめに
私達は,結核や未熟児訪問を行っている中で,社会から,時には家族からも無視され邪魔物扱いされているような在宅ねたきり老人や,あるいはその看護のために肉体的にも精神的にも全く疲れ果てている家族達を発見し,手をさしのべてきた。
保健所全体としても何とか対策をこうじなければいけないと思いながら,多忙な日常業務の中では,思い切って保健所全体として取り組むことができなかった。しかし,昭和50年4月頃,所長からも"世間からとりのこされている障害児やねたきり老人に重点的な援助活動を開始しよう"という方針が出され,保健婦全員が在宅ねたきり老人訪問看護活動を開始することにした。
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