調査報告
地域における看護援助の具体的指導に関する考察
岡本 千恵子
1
,
阿曾 洋子
1
,
氏家 幸子
2
1大阪看護ゼミ・大阪大学医療技術短大部卒業生グループ
2大阪大学医療技術短大部
pp.236-242
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205843
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I.はじめに
地域における看護職者による看護援助活動は,総合看護の立場から,専門的・継続的に実施されることが期待されている。地域での看護活動については,"継続看護"の概念とともに,ここ数年来種々論議され,その具体的な実施が試みられており,その中で医療施設と地域との連携の必要性が強調されている。またそれと並行して,看護援助についての質的な検討が要求されている。
質的な検討については,本誌第31巻3号で報告した退院患者の地域における看護指導に関する調査の結果からもわかる。即ち,地域における看護援助は,各人のニードに基づいた看護指示の必要と,その具体的な指導が期待されていることが示唆された。
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