活動報告
CMI健康調査表を利用した保健婦の活動
三森 紀子
1,2
,
谷田 久美子
1
1北里大学病院健診センター
2現北里大学病院内(財)ヘルスサイエンスセンター保健相談室
pp.243-250
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205844
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I.はじめに
北里大学病院健診センターは,神奈川県相模原市を中心とした県北央部において,地域の特性にみあった,健康時から健康破綻時に至る一貰した包括的医療を確立するため,疾病管理部門である病院診療部に加えて,昭和46年10月に併設された健康管理部門である。その主たる業務は,地域社会における個人ならびに職域その他の人口集団を対象とした,人間ドックや各種の健康診断をはじめとする幅広い健康管理活動で,保健婦は受診者との面接・問診行為による保健情報の収集から事後の保健指導に至る一連の活動を通じてその重要な一翼を担っている。
このような健康管理の実をあげるためには,その出発点ともいうべき健康診断に際して,受診者の心身両面にわたる問題点の的確な把握が不可欠であることはいまさらいうまでもないが,私どももその一つの手段として人間ドック受診者に(質問紙)健康調査表を使用して効果をあげているので,以下健康調査表を利用した保健婦活動展開の過程を具体的に述べ,ご参考に供したいと思う。
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