学生の広場
患者社会復帰への援助過程での一考察
石井 恵子
1
,
加瀬 恵子
1
,
金子 悦子
1
,
神部 敦子
1
,
高見 昌代
1
,
竹内 悦子
1
,
馬庭 恭子
1
,
駒松 仁子
2
1国立病院医療センター付属看護学校
2国立病院医療センター小児病棟
pp.1264-1269
発行日 1986年11月1日
Published Date 1986/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661921566
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はじめに
私たちは看護学総論演習Ⅰ(1学年)において,“看護の基本となるもの”(V.ヘンダーソン著)の中の1項目,‘患者の仕事または生産的職業を助ける’を選択した.演習は文献学習とともに,東京都心身障害者福祉センターおよび国立療養所多磨全生園などの見学を通して進められた.とりわけ,多磨全生園での学びは大きく,‘病むとはどのようなことか’‘回復過程に影響を及ぼすものは何か’など,‘生きがい’をめぐる問題にまで学習は深まった.
その後行なわれた1年時および2年時の臨床実習において,演習での学びが実習でどのように反映されたかについてまとめたので,ここに報告したい.
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