研究・調査・報告
沐浴指導に関する一考察
宮崎 みち子
1
1北海道衛生学院助産婦科
pp.523-532
発行日 1979年8月25日
Published Date 1979/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205585
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1.はじめに
母子保健を担当する一員として助産婦の果たす業務は,保助看法第3条に述べられているように「助産と妊産褥婦及び新生児の保健指導」である。なかでも安全で幸福な出産を助け,健全な母子関係を発展させるために保健指導の果たす役割は大きい。
また,一方,母親の側では近年,家族構成や価値観の変化,近隣との人間関係の困難さなどから,育児を行なう上で遭遇する種々の問題について退院直後から自ら対処する必要にせまられている。
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