連載 活動の中から
わたしは患者
吉田 幸永
1
1京都府日吉町
pp.50-51
発行日 1977年1月10日
Published Date 1977/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205797
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体と頭はいくら使っても,使えば使うほど強くなるものと自らの体力を過信して,昨年6か月は睡眠時間5時間でがんばりぬいた。が,6月に入って自らの体力の限界を自分の体が知らせてくれた。それは,胆石症+胆のう炎であった。保健婦活動20年にして病院生活,患者になる生活を初めて体験した。
20日間の入院生活であったが患者の立場でものごとがみえた。6月24日はむし暑い日であった。今日は女性患者の入浴日,朝から髪洗いの準備などして待っていると,他の患者さんらが,風呂がわいたかときどき見にきて,
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