連載 訪問看護を確立するまで—京都・堀川病院の地域医療活動・4
堀川病院の外来看護
竹沢 徳敬
1
,
早川 一光
1
,
谷口 政春
2
,
石井 松代
1
,
城ケ野 芙美子
1
,
斎藤 貞夫
3
1堀川病院
2堀川病院内科
3堀川病院事務・医事部
pp.328-335
発行日 1976年6月10日
Published Date 1976/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205719
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1.必要であった踏みこみ看護
待合室,診察室での患者の把握から
"熱が高い時,苦しい時,しんどい時,遠慮せずに早めに私たちに言ってください。診察室で聞きたらなかったこと,よくわからなかったこと,言いたらなかったことなど困った時,遠慮せずに私たちに何でも気楽に聞いてください。そして,自分の診察室の看護婦さんの名前を覚えて,いつでも相談してください。"
このような主旨のポスターが外来の待合室に掲げてあった。この言葉そのものが,外来に勤務するものの心得であり,いまでは,初めて勤務する人でも数か月いると,このような雰囲気を,自然に作り出すことができるようになるくらいに,その看護の精神は浸透している。
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