調査報告
寒川町における老人保健対策へのアプローチ(その1)—高齢者の健康状態の把握
藤城 喜美
1
,
藤井 久子
1
,
遠藤 百合子
1
,
大久保 マサ子
1
,
延岡 玲子
1
,
渡辺 玲子
1
,
田口 良子
1
,
中村 俊子
1
,
津田 みどり
2
1神奈川県茅ケ崎保健所
2神奈川県高座郡寒川町役場
pp.298-304
発行日 1975年5月10日
Published Date 1975/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205605
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はじめに
神奈川県においては,昭和49年4月から老人保健対策の一環として,有病老人および寝たきり老人の家庭訪問,家庭看護教室を実施している。老人保健対策は,福祉と保健が総合した形で展開されなければならないが,現実には必ずしもそうでなく,又,この対策をすすめていく上での保健婦の役割も現段階では明確にされていない。そこで今回は,寒川町に在住する70歳以上の全老人を対象に,健康調査を行ない,老人保健における保健婦の援助活動の方向をみいだしたいと考え,この調査を実施したので,その結果を報告する。
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