特集 ボランティアと保健婦活動
私のボランティア体験
痴呆性老人を支える町づくりをめざして
佐藤 勝美
1
1(前)新潟県大和町
pp.872-874
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900339
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大和町の保健婦として
大和町は上越新幹線の浦佐駅のある町で,人口は1万6000人余り,世帯数は3200程度,老人人口が17.8%という現状です。
大和町では昭和53年に厚生省および県の指定を受けて〈老人保健医療総合対策開発事業〉ということで,老人問題には相当力を入れて,種々な事業(老人健康診査,健康相談,保健指導,家庭訪問,通所リハビリ)を推進してきました。この事業の取り組みの中で,「痴呆性老人」については,何ら対策が取られていないのが現状でした。この痴呆性老人の問題について,大和医療福祉センター(3施設,ゆきぐに大和総合病院,農村検診センター,特別養護老人ホーム八色園)では一体となって,在宅の痴呆性老人に関わるべく対策を検討しました。
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