今月の臨床 産婦管理—on callに応える
入院時
1.分娩進行状態の把握と予測
兼子 和彦
1
Kazuhiko Kaneko
1
1葛飾赤十字産院
pp.916-918
発行日 1993年8月10日
Published Date 1993/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901390
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正常の分娩経過はFriedman頸管開大曲線と児頭下降度の関連から評価される(図1,表1)。産婦入院時における胎児well beingならびに陣痛状態の把握は分娩監視装置により可能であるが,分娩進行状態の把握と分娩難易度の予測は綿密な内・外診が臨床的対応の起点となる。
以下,産婦入院時の外診,内診所見による臨床的判断につきその要点を概説する。
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