特集 宮城県の保健婦活動の歩み
保健婦部会の行なってきた卒後教育
石川 紀代子
1
1宮城県古川保健所
pp.460-462
発行日 1974年7月10日
Published Date 1974/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205497
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私達の活動の中に,業務測定や共同保健計画の考え方が導入されて業務の効率化がはかられるようになった。当支部においても業務計画のたて方や評価についての講習会を行なってきたが,ともするとそれは行政レベルの計画に終始し,保健婦活動計画となりえないこともしばしばであった。これでは,保健衛生計画の中に保健婦活動をはっきりと位置づけることがむずかしい。なぜか?
日頃私達が試行錯誤で行なっている業務をもう少し体系化し,ある人が行なっている看護が他の皆も行なえるように普遍化していく。又私の行なっているこのことが,あなたの行なっているそのことが,理論的に正しいのか,将来の方向性を誤まっているようなことはないのか。それらを整理し,明日からの活動を充実させるべく,看護の本質にたちかえって,個から出発する必要があるのではないかということになった。
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