特集 宮城県の保健婦活動の歩み
宮城県の保健所機構改革の経過とその後
日本看護協会保健婦部会宮城県支部
pp.463-482
発行日 1974年7月10日
Published Date 1974/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205498
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はじめに
宮城県の保健所機構改革については昨年6月から今日までいくつかの雑誌(看護 '73. 9.地域保健 '73. 8,公衆衛生 '73. 11,朝日ジャーナル '73. 8.24)や朝日新聞をはじめ各紙でとりあげられ,全国の保健婦はもちろんのこと,地域の保健活動にかかわるたくさんの方々から多くの支援や関心が寄せられてきた。
なぜ宮城県の保健婦達が,保健所の機構が変わることをこのように問題にし,長い月日にわたる苦しい取組みをしてきたのか。それはこの特集でさきに述べた保健婦部会支部の教育活動や,地域の保健婦活動の歩みでも明らかなように,県内において数年来各地域でブロック単位の業務交換や看護の研究会が持たれ,その中で住民にとってもっとも望ましい看護の実践を考え,多くの保健婦の意識が保健婦業務の本質に向かって高められてきていたことに他ならない。
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