結核訪問活動報告
結核患者の不安や疑問にどうこたえるか—結核審査会(保健所医師)との関係を通して
三上 治美
1
1愛知県瀬戸保健所
pp.851-854
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205397
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はじめに
結核患者管理には,排菌患者,放置患者が重要視される。確かに排菌患者,放置患者は,社会防衛上,あるいは個人の健康を回復するうえでも重視しなくてはならない。しかし,例え非感染性の結核であろうと,1人の人間にとって,"結核"と診断されることは重大なことである。
そこで,私は,患者が"結核"に対してどのような不安や疑問を持っているのかを把握し,保健婦の患者への援助として,患者の持つ不安や疑問にどのようにこたえたのか,3つの事例を通して述べてみたい。
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