特集 近代化,プロ化をめざして
群馬の保健婦の一つのあゆみ
プロの保健婦をめざして
発展性のある看護を展開したい
町田 カツ江
1
1群馬県渋川保健所
pp.121-123
発行日 1973年2月10日
Published Date 1973/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205227
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はじめに
近年ますます社会が複雑になり多様化するにつれて,結核対策や母子衛生が中心であった公衆衛生看護も,公害,精神衛生,特殊疾患などと業務が拡大され,かつ保健所再編成の動き,看護教育の新カリキュラムの判定あるいは保健医療チームのなかでの専門職としての存在についてなど,どれ一つをとりあげてみても,保健婦1人1人が真剣に考えていかねばならない問題だと思う。
そしてこのようななかで主体性をもった仕事を行なっていくには,個々の保健婦が公衆衛生看護とはなんであるかという疑問をもちつつ,地域住民のニードを把握し,それに対して地道に一歩一歩発展性のある看護活動を展開していくことが,将来専門職としての業務を確立していくのではないかと思う。
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