Conference 素材をめぐって
発展性のある示唆に富んだ素材
菅原 恵子
1
,
飯村 富子
2
,
鎌田 ケイ子
3
,
奈倉 道隆
4
,
工藤 洋子
5
,
久常 節子
6
1むさしの共立診療所
2川崎市衛生局保健指導課
3東京都老人総合研究所
4大阪府立大学社会福祉学部
5神奈川県立七沢リハビリテーション病院
6国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.445-460
発行日 1986年10月15日
Published Date 1986/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200900
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退院後の患者のことが気になって
久常 まず工藤さんから,この素材にもう少しつけ足しておきたいことがありますか。
工藤 これは,神奈川県立看護教育大学校のカリキュラムの1つとして始めたんですけど,その前に3年ぐらい,主に脳卒中の慢性期のリハビリテーションの病院で臨床をやっていました。その中で,ずっと入院して訓練しているというのは,この人たちにとって一体どういうことなのかなとか,あの患者さんは病院の中でいろんなケアをしていったけれども,退院して一体どうなっちゃっているんだろうみたいな疑問がありまして,この研究をまとめる時に指導していただいた木下先生とそんな話をいろいろしていって,じゃ実際に退院して在宅療養しているところを見てみたらどうかということになって,保健婦の方と一緒に訪問させていただいたりしました。
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