仕事と人生
秘書—それは私の宿命
青木 殉子
1
1ユニオン-バンク-オブ-スイッツランド
pp.72
発行日 1972年3月10日
Published Date 1972/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205049
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私は宿命感にそれほど抵抗を感じない一人です。それは少なからず陰険なにおいのすることばですし,停滞したなかでのわめきでもあり,決して啓発的なものでないことは認めております。しかしながら偶然なのか,努力の結果生じたものであるのかという際,やはり人それぞれの考え方で解釈していくでありましょうし,またそれは第三者の介入する場ではないと思われます。
私が英語に興味をもち始めたのは中学校に入学してから半年ぐらい後でした。外国の生活,習慣に興味があり,それを知ろうとして,アメリカ人との文通を選んだことからだったのです。それが高校,大学を通じ,私の"英語熱"を保持する原動力となったような気がします。そして現在に至る13年間というお金では買えない貴重な時間は,私の英語エネルギーの源そのものなのです。
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