声
沈みゆく島の保健婦として
村山 さつき
1
1鹿児島県西桜島村役場
pp.73
発行日 1972年3月10日
Published Date 1972/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205050
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新島は安政8年10月1日,安永の大噴火の際に海底の大爆発があり,海底の隆起によってできた島である。したがって,この島は錦江湾の海底基盤である火山灰軽石からできており,島の上部は海底の表面に蓄積された貝殻や微生物の残骸におおわれている。
新島は沈みゆく島として知られているが,脆弱な火山灰軽石でできているこの島は,打ち寄せる波浪に洗われて日々その形を小さくしている。
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