特集 学校保健と養護教諭の実態
座談会
悩み多きこの実態—現場の養護教諭は訴える
安達 幸子
1
,
小林 静枝
2
,
坂本 玄子
3
,
佃 幸子
4
,
古川 秀子
5
,
渡辺 喜美子
6
1東島根中
2三谷小
3池之上小
4明治学院高等部
5白鳥小
6東京都立鷺宮高
pp.44-52
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204982
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保健婦の資格をもって養護教諭になっている人はかなり多い。現在では保健婦学校出身者の大半が養護教諭になるという。このことが地域の保健婦の絶対的不足現象に拍車をかけている,といえないこともない。ところが,この養護教諭の世界は意外にきびしい世界でもある。同僚であるはずの教師からの疎外感は,町村役場で保健の専門家としてただ一人存在している場合よりも,ある意味ではずっとせつないものであるかもしれない。現在,養護教諭は何を考え,何を感じ,何に悩んでいるのだろうか。まずはこの座談会を一読していただきたいものである。(編集室)
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