特集 学校保健と養護教諭の実態
私は訴える—北鎌倉学園における不当解雇撤回の戦いを通して
竹下 瑛子
1
1北鎌倉学園
pp.31-42
発行日 1971年11月10日
Published Date 1971/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204981
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
私は昭和46年4月10日付をもって,私立北鎌倉学園より一方的に解雇通知を受け,現在労働組合に守られながら,就労闘争と裁判闘争を通じて,不当解雇撤回を叫びつづけております。今回はからずも保健婦雑誌に執筆する機会を得ましたので,闘争の経過を報告したいと思います。
私はこの不当解雇に示された数々の事実のなかに,単に私個人あるいは北鎌倉学園という一私立中・高校に起こった問題としてのみとらえられない,現在の学校保健また養護教諭のおかれている状況に共通した問題が,みごとに浮き彫りにされているように思います。願わくば,私のこの経過報告が全国の多くの仲間たちに問題提起としてのお役にたてば幸いであると思います。
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.