声
保健婦学生からの発言
O生
,
K生
pp.76
発行日 1968年12月10日
Published Date 1968/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204352
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4分の1学期を終えて
期待に胸をはずませて入学してから3カ月机上の勉強のほとんどを終了したことになる。楽しい時間もあった。私がやらなければと使命感を強くした時もあった。頭のいたくなるような時もあった。ねむくなる時もあった。これらの数々の思い出深い授業をふりかえって思うことは,専門的知識を吸収しようとはり切って来た学生達にとって,予想外だったことに出会ったのではないかということ。それは教授内容に関してで,看学時代のそれと重複あるいは全く同じか,もしくは看学校時代以前の高校の時習った程度の内容のもの等々,期待はずれな面があったことは,今後とも専門的学識を自他ともに認める保健婦学校の内容としては,大いに検討されるべきものではないだろうかと思う。
わずか1年間を,もっと充実した内容にもっていくために,教育者間の話し合い,学生との話し合い等々考えられてもいいのではないだろうか。もちろん,昔習ったことを全部覚えているわけではないが,たとえば,始めから終りまでそういう重複したことの説明に費してしまうということに対して非常に疑問をいだくのです。
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