学生研究
老人患者の家庭看護上の問題
笹倉 泰子
1
,
関野 栄子
1
,
新保 敦子
1
,
中島 君子
1
,
寺沢 拓子
1
,
山本 和江
1
1聖路加看護大学第4学年・公衆衛生看護専攻
pp.39-43
発行日 1968年8月10日
Published Date 1968/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204244
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はじめに
老人人口の増加と成人病といわれる慢性病の増加に伴い,最近ますます老人患者が多くなりつつある。しかし我国では一般病院の病床数の不足,また老人に対する社会の人々の関心が低いなどで,満足な看護,治療を受けられない老人は多い。長期間の療養生活を送らなければならない者に対しては,家庭での看護が重要となる。しかしながら現状では,老人の家庭看護の指導書などはほとんどなく,おのおのの患者や家族にとって指標となるものも少ない。そのため保健婦による適切な保健指導が必要となってくる。
このような背景から公衆衛生看護を専攻した私達は老人の家庭看護上の諸問題を研究課題にとりあげた。
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