Japanese
English
焦点 看護研究と概念枠組
討議素材・3
家庭における老人のコーピング:継続看護の研究
The Elderly Coping at Home: A Study of Continuity of Nursing Care
F. E. King
1
,
J. Figge
2
,
P. Harman
3
,
中西 睦子
4
,
森山 美知子
5
1ミネソタ州立大学看護学部
2オースチン・マネージメント会社
3ミネソタ州立大学大学院看護課程
4日本赤十字看護大学
5日本赤十字社医療センター
pp.345-350
発行日 1986年7月15日
Published Date 1986/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200888
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この研究は,退院後家庭においてケアを継続する必要のある老人患者33人に対して,3か月間にわたって836回の訪問を行ない,家庭におけるコーピングを調査したものに関する報告である。家庭におけるコーピングについては,確実性/不確実性のスコア,知覚された健康,および看護ケアに対する満足度との関係において調べた。
コーピングと確実性/不確実性のスコアとの相関は,1回目と2回目の訪問では有意であり(p<0.001,p<0.005),コーピングと知覚された健康レベルとの相関も,1回目と2回目の訪問ではそれぞれp<0.001とp<0.05で有意であった。しかし,コーピングとケアの満足度の相関は有意ではなかった。
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