第25回日本公衆衛生学会パネルディスカッション
入院を中心に考えると……
石川 淳一
pp.40-42
発行日 1968年4月10日
Published Date 1968/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204169
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やはり入院を勧めてほしかった
この事例は,きわめて重症な結核患者で,昭和25年以来,演者が述べております通り,外来,入院,外来,入院,自宅療養と,いろいろな方法で治療しまして,しかも病気の経過が悪化しているようなケースであります。
臨床医の立場から考えますと,あるいは予後は不良であるかもしれませんが,入院をさせて,できるだけの静養と治療を受けさせなければならないと,私は考えました。しかも家族の感染防止というためにも,ひじょうに大事なことではないかと思いました。
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