特集 子どもの事故
家庭でできる救急処置
松浦 京
1
1国立大蔵病院
pp.28-30
発行日 1967年8月10日
Published Date 1967/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662204001
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
病院の時間外の救急患者として診療を受けるうちの半分は小児で占められる現状ではないかと思います。その病院の地理的条件にもよりますが,当院の場合6月だけの救急患者のなかでも特に小児の外傷が比較的多くみられます。
たとえば火傷,打撲,擦過症,切創,脱臼,捻挫等々,幸い生命の危険にまでいたらない状態のものでしたが,その外傷の原因をしらべてみますと,家族の注意があったならば予防できたのではないかと考えられるものが多いことです。そしてまた,このくらいの傷ならば家庭でも処理できたのではないかと思われることです。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.