Japanese
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特集 B型肝炎ウイルスに対する飽くなき挑戦
B型肝炎の自然経過と治療の現状
-――IFNを中心に
Hepatitis B, natural history and current status of treatment, mainly IFN
八橋 弘
1
Hiroshi YATSUHASHI
1
1国立病院機構長崎医療センター副院長
キーワード:
B型肝炎
,
自然経過
,
発癌
,
Peg-IFN
Keyword:
B型肝炎
,
自然経過
,
発癌
,
Peg-IFN
pp.229-232
発行日 2022年4月16日
Published Date 2022/4/16
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28103229
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HBs抗原陽性が6カ月間以上持続陽性の者をB型肝炎ウイルス(HBV)キャリアとよぶ.HBVキャリアの感染経路は垂直感染と水平感染に大別される.HBVキャリアの病態は,宿主の免疫応答とHBV DNAの増殖の状態により主に4期に分類され,長期的には肝癌に進展する例がある.B型肝炎の治療法は大きくは,①注射薬のインターフェロン(IFN),ペグインターフェロン(Peg-IFN)と,②内服の抗ウイルス剤である核酸アナログ製剤,の2種類に大別される.B型慢性肝炎に対する初回治療では,原則Peg-IFN単独治療を第一に検討する.
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