Japanese
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実践講座 自立生活運動
1.自立生活運動の歴史的経過と現状
Historical Perspective and Development of Independent Living Movement in Japan.
中西 正司
1
Shoji Nakanishi
1
1ヒューマンケア協会
1Human Care Association
キーワード:
自立生活センター
,
自助運動
Keyword:
自立生活センター
,
自助運動
pp.39-44
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108021
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米国における自立生活センターの歴史
1960年代,米国において黒人の公民権運動が激しく荒れた時代,障害者もマイノリティの一部として同じ公民権法の適用を望んでいた.米国の障害者運動は以降,公民権法の影響を強く受けることになる.
1972年,カリフォルニア大学バークレー校を呼吸器付きの車椅子に乗ったポリオの障害者,Ed Robertsが卒業しようとしていた.キャンパス内で得られた介助や住宅,車椅子修理,ピア・カウンセリングなどのサービスが使えなくなることから,同じ障害をもつ仲間と話し合い,家族や友人の協力も得て,地域の中に自立生活センター(以下,ILセンターと略す)をつくることになった.これが自立生活運動の創始である.
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