病院管理フォーラム 看護管理・21
中規模病院における院内看護研究の経過と現状(3)
小﨑 征子
1
1厚生中央病院副看護部
pp.1152-1154
発行日 1999年12月1日
Published Date 1999/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541902878
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前回は,当院で取り組んできた院内看護研究のうち,平成3年から取り入れた研究計画書を中心に述べた.今回は,平成9年に行ったことについて述べたい.
院内研究の指導者については常に頭を悩ますが,病院の事情がわかったうえで研究のプロセスを共に歩んでくれる指導者を院外から求めることは,実際にはなかなか難しい.そこで,平成9年度には,看護を指導していく管理者(婦長・主任)が臨床研究の指導者になり得ると考え直して,年間の管理者向けの計画書を立案した.そして,研究のプロセスを丁寧に踏むことで,研究らしいものが望めるのではないかと期待した.それを推進する状況作りとして管理者用の計画書,「看研(看護研究)だより」の作成,文献,研究計画書のモデルなどの紹介を積極的に行った.
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