特集 POSの原点と臨床への応用—第10回POS研究会記録
一般演題
本院のPOMR記載の経過と現状
山崎 弘江
1
,
三宅 弥生
2
1近畿大学医学部付属病院看護部
2近畿大学医学部付属病院57病棟
pp.830-834
発行日 1988年11月30日
Published Date 1988/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908599
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はじめに
本院(近畿大学医学部付属病院)は,昭和49年医学部開設時に,翌年の病院発足に当たっては,診療の基本理念としてPOSを取り入れ,診療録はこれに沿ったPOMRの形式が医師により作成されていた.看護部でもこのシステムを導入することに賛同していたが,病棟の開設時から,この記録形式を取り入れる程に人材や体制が整っていなかった.
病院開設から現在までの13年間,試行錯誤しながら検討を繰り返し,統一した記載方法や数例の事例を入れた「POS実践マニュアル」を発刊するに至った経過を,4つの時期に分けて,それぞれの時期に生じた問題や,その対応について述べる.
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