特別掲載 第23回公衆衛生学会シンポジウム
保健婦業務改善に関する諸問題 第23回公衆衛生学会開催・全容収録
業務研修および研究の問題
橋本 秀子
1
1神奈川県公衆衛生看護学院
pp.144-146
発行日 1967年1月10日
Published Date 1967/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203850
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研修・研究ということ
研修あるいは研究ということが保健婦の間で論じられ始めて十数年を経過しております。その間,研修,研究が,はたしてどの程度効果をあげたか,いろいろのご意見があり,一概にそれを評価するわけにはまいりません。しかし,業務の改善という観点からながめると,必ずしも効果はあがっていないように考えられる。これはいったいなになのか。
この点の検討はたいへん大切ですが,保健婦がどのような業務内容をもち,どのように働くべきかの解説がなされなければならない。これは本日の私の直接の課題ではなく,研修なり,研究なりがなぜ業務の改善に効果をあげなかったか,という点,私なりの考察を加えてみたいと存じます。
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