特集 教育の場をひろげて
旅行委員苦心談
安藤 稲子
1
,
橋本 緑
1
,
真智 妙子
1
,
松永 和子
1
1神奈川県立公衆衛生看護学院
pp.16-17
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203778
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「旅のしおり」作製のこと
旅行委員メンバーをご紹介します。まず一番エライリーダーは丸い顔丸い体で,皆をまるくする真智さん,ガマグチに似た唇と,がっちりした体は皆の財産を安心して預けていられた会計係の安藤さん,ツルの一声でいや彼女の1/2声で皆を集合させる声量をもつ橋本さんの連絡集合係,地元香川を繩張りにするだけで足らず,はるばる神奈川県へ踏み入った自称心臓の弱い(?)女史,松永さんを案内係とする4人です。
3人寄れば文珠の知恵というが,とにかく4人いることだから集まれば,話あえば,ということで機会あるごとに話あった。1年間の教育過程のなかでの研修旅行は,その目的を大きく,意義あるものにするために,旅行委員としてどのように動けばよいかと考えた。そして最初に自分たちで計画実施できるものから手をつけようと,「旅のしおり」作成に取りかかった。先輩の修学旅行のしおりや,皆の看護学院時代のしおり等を参考に,旅のしおりの原案ができた。内容としては観光地の紹介,メンバー編成,持ち物,小遣い欄,毎日の感想欄,歌集,とくに高松市の観光案内には喫茶店の所在が示されていた。これを最も喜こばれたのは学院長であったときく。一方では研修に役立つように香川県の主な統計的数値をのせたが,これもまた高松の保健所長さんより好評をえた。
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