特集 教育の場をひろげて
スライドをまとめて見て
平井 靖子
1
,
守屋 郁子
1
,
桜井 克子
1
,
菅間 美智子
1
,
竹生 チエ
1
,
矢嶋 伸子
1
,
藤森 敏子
1
,
森本 好子
1
,
柴崎 さな江
1
1神奈川県立公衆衛生看護学院
pp.18-20
発行日 1966年11月10日
Published Date 1966/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203779
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準備企画
旅行前,衛生教育の講義のなかで,その媒体としてのスライドについてのお話があり,今回の旅行を機会に自分たちでスライドを作ってみたらどうかとの学院側からの薦めでクラスで1本作ることになった。有志からなる6名の委員がその企画推進にあたったが,スライド作製には未経験でしかもカメラに弱い人ばかりだった。間口の広い保健婦の仕事が,ぼんやりわかりかけてきたころ,どんなことでも知っておこうと思い,できないからこそやってみようと思う有志だったのであった。
準備の段階で,まず研修旅行からどのような内容をスライドのテーマとしてもり込むかが問題となり,いろいろと論義した結果,公衆衛生に関係あるものとして「旅の衛生」はどうだろうとの意見もあった。しかしどの程度旅行中に材料となる場面に出合うか疑問である。………一体今回の研修旅行の目的は何か? 結局ふり出しに戻り,単調ではあるが,時を追って,旅行を記録的にまとめることになった。記録的とはいえ,行ってみないことにはどんなものになるのかわからない研修旅行のことなので,多少不安もあった。撮影技術も未熟なので,県衛生部の橋本先生ならびに伊藤先生からアドバイスを受ける。先生方も『こうした旅行を題材にしたものは単調になりやすく,なかなかむずかしい。映画のように何回も撮り直しのきくものでないから……云々』
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