病院の広場
リハビリテーションセンター開設の苦心
沢崎 博次
1
1伊豆逓信病院
pp.21
発行日 1971年7月1日
Published Date 1971/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204366
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衰微しつつある結核病院の方向転換には,いろいろと困難な諸問題がつきまとう.伊豆逓信病院(200床)もごたぶんにもれず数年の間,この問題に悩んだすえ,日本電信電話公社のリハビリテーションセンターとして再出発することになった.
これにはまずニード調査が必要であった.その調査結果としては全国従業員18万人とその家族のうちに,リハビリテーション訓練の対象となるものが約2000人あるという推計学的な数が出てきた.疾病の主なものは脳卒中を中心とする神経疾患で,これにリウマチ,外傷などの整形外科的な疾患が若干加わっている.
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