調査研究
乳幼児の保育実態 その2—職業をもつ母親と家庭にいる母親の保育についての比較
木下 安子
,
清水 嘉与子
,
湯浅 玖子
,
羽室 俊子
,
宮地 文子
,
三沢 貞子
pp.51-56
発行日 1966年10月10日
Published Date 1966/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203762
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4)有職者の保育方法別生活時間
有職者の保育方法別による生活時間のちがいをみると,育児時間をもっとも要しているのは保育所の場合で,家庭福祉員,通勤のお手伝いがこれについている。家事時間を要するのは家庭福祉員,通勤のお手伝い,別居の祖母の場合である。したがって家事・育児に手をとられるのは家庭福祉員,通勤のお手伝い,保育所,別居の祖母で,同居の祖母,お手伝いによる場合,負担が小さくなっている。
このことは逆に同居の祖母,お手伝いによる場合,職業に要する時間がやや長くみられ,通勤のお手伝い,家庭福祉員などでは短かくなっている。
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