連載 バルナバクリニック発 ぶつぶつ通信・86
持病をもつ母親の弱さ
冨田 江里子
1
1St. Barnabas Maternity Center
pp.462-463
発行日 2011年5月25日
Published Date 2011/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665101905
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てんかん発作は予測困難であり,発作を抑制する薬は高価で貧困の患者に常用は不可能だ。そのため,発作による転倒などの事故で多くはその生涯を早いうちに終えている。てんかんを持つ人のそばには大抵,親身にその患者を支える存在がある。てんかんを持ち,5人の子どもの母親であるミミンにとっては,長女のジャスミンがその役割を果たしていた。
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