特集 医療と公衆衛生
医療制度と保健婦
グループ紹介
三重県保健婦活動研究会—机上の空論でなく実証的な積み重ねで
pp.94-95
発行日 1965年3月10日
Published Date 1965/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203349
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研究会の発足
昭和35年4月,三重県内に勤務する新制度による卒業の若い保健婦4名が集まった.日常の勤務をオツトメしているだけでは,なんとなくものたりないから,なにかグループ活動として,研究会のようなものをやろうということになった.研究会を持つということになると,どんな形式で,どんなメンバーで,どこでというようなことが話し合われた.その結果,勤務で困まったようなことを話しあったり,保健婦雑誌を話題にしたりすることで,毎月の第3日曜日に集まることになった,メンバーはかた苦しく考えずに,そこに集まった4人だけとした.また.助言指導をあおぐために大学の衛生学教室の坂本先生に出席をお願いすることになり,場所も,教室の図書室をお借りすることになった.発足当時半年くらいの間は,各人の勤務地や業務内容の紹介,困まった問題の相談や雑誌内容が話題となって過ぎていった.その間で研究活動として進歩をみせたのは,文献の引き方,文献の読み方をおぼえたことだった.
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