扉
机上の空論
佐藤 修
1
1東海大学脳神経外科
pp.108-109
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436901672
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広辞苑によると「机上の空論」とは“実際とかけ離れた無益な議論”とある.
また同辞典によると早くも平安時代にすでに「ツクヱ」なる記載があると紹介され,さらに「書を読み,字を書くのに用いる台」と説明されている.しかし,ここで語ろうというのは昨今の我々の机の実体または有用性についてである.いうまでもなくわが国の国土は狭い.従って住宅事情はもとより,仕事場で与えられるスペースも決して広いとは言えず机の上の広さも十分とは言えない.その上最近の事情はどうであろうか.
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