特集 医療と公衆衛生
医療制度と保健婦
グループ紹介
土曜会—つねに明日をみつづけて13年
pp.96-99
発行日 1965年3月10日
Published Date 1965/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203350
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看護制度改正を機に,看護の質が低劣化されようとすることを危惧して,たくさんの仲間が,地域に,職場に,抵抗の活動を広げていった.看護協会自体の中にも,だれもが認めるように,かつては考えられなかった激しい討論,意見の対立が真剣にくり広げられた.そして今,医療の合理化が,看護職の犠牲や患者へのしわよせの中で,安上がりに進められようとすることへの強い反対が,静かに全国的に広がっている.こうした時期に土曜会の13年におよぶ歩んだ道をふり返えってみることは,ある感慨なしにはできないことである.それが内部からのふり返りであるために,どうしても感傷も含めて「家庭の事情」的な語り口が現われるかもしれないが,許していただきたい.
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