橋本正己氏への公開質問状
現状で保健婦は地区のニードにこたえられない
石垣 純二
pp.10-12
発行日 1964年11月10日
Published Date 1964/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203239
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「学会には不適当な発表」とおっしゃったが
親愛なる橋本さん.私はいま札幌から函館に向う特急「おおそら」の車内で,この質問状を書いています.どうしても書かずにいられない気持ちが,胸の底からこみ上げてくるからです.
今日(9月20日)北大教養学部の講堂でひらかれた「地区のニードと保健婦業務計画」というテーマのシンポジアムで,私は司会の西野先生に感想を求められました.沈黙のまま帰る予定でしたが,大先輩の御指名とあってはしゃべらないわけにはまいりません.私の申しましたのは,つぎのような意味でした.
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