びぶりおていく
患者中心の看護/薬の効用/台湾/生体実験
Y
,
M
,
R
,
O
pp.52-53
発行日 1964年7月10日
Published Date 1964/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203161
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立体的に捕えた看護の概念
最近,新しい看護はいかにあるべきか,看護の本質とは何か,というようなことが真剣に考えられるようになり,従来の技術本位の看護,あるいは病気および治療を中心とした看護から,個別的な患者の看護,患者のニードを中心とした看護への発展の必要性が論じられつつあることはたいへん喜ばしいことです.しかし残念なことに,既存の書物にはこのあたりを十分に解明したものがほとんどなく,私どもは患者中心の看護の必要を知りながら,その意義と方法を理解できないままに,いわば暗中模索のような状態であったわけです.
本書は,このもやもやしたものをいっぺんに吹き飛ばし,私どもの進むべき方向をピタリと示してくれるものであり,看護の新しい概念が立体的に浮彫りされて私どもに迫ってくる気がします.
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