談話室
今後の胃癌の問題
崎田 隆夫
1
1国立がんセンター病院内科
pp.62-63
発行日 1967年2月15日
Published Date 1967/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203406
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近年,胃癌の多いわが国で,早期診断学が確立され,世界の医学者が今年の国際学会(消化器病学会,癌会議)で真にこれを認識し,高く評価してくれたことは,よろこびにたえない。
早期に発見すれば助かるということになれば,広くその恩恵を国民に与えるという行政的問題に移るわけで,最近はその動きが,集団検診などの問題として現われはじめてきた。現在そして今後どのような問題点があるか,2,3の面より考えてみたい。
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