Ⅰ 保健婦鞄とともに
ともしびを求めて
橋本 玲子
1
1土曜会
pp.10-13
発行日 1956年1月10日
Published Date 1956/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201091
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「ごめん下さい」と,鞄片手に凍えた手をオーバーにつっこんで,泥にまみれた寮の階段をつま先であがりつつ青木さんの部屋の戸を開けた.
「どうしたの,お祖母ちやん」
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