講座
正しく美しく話すために(9)
村崎 敦雄
1
1ラジオ東京編成局
pp.41-45
発行日 1955年11月10日
Published Date 1955/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662201059
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ラ行について
前号でマ行まで終つたので,本号では五十音の順に従えば,ヤ行に入るわけであるが,残つた三つのうちヤ行とワ行は,今までの子音の行と全然性質がちがう半母音という音であるので,ここでは順序を変えて,普通の子音であるラ行を先に説明する.
ラ行の音は,個人によつて非常に差がある許容範囲の広い音である.江戸ツ子の巻舌から,若い女性たちのお上品な1に近い音まで種々様々の発音がある.
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