講座
無症状感染
豊川 行平
1
1東京大学医学部
pp.28-31
発行日 1953年9月10日
Published Date 1953/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200591
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どんな傳染病であつてもその傳染病の爆發流行の調査を行うと確かに病原体の侵入を受けたと思われる者のうち,少しも臨床的症状を示さず,しかも病原体の檢出あるいは免疫体の出現により感染を起したと思われる者が,何%とか発見されるものである.このように明確な特異症状を示さずに感染した場合を無症状感染.あるいは不顯性感染と呼んでいる.
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