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アレルギー性疾患の予防
pp.54-55
発行日 1952年9月10日
Published Date 1952/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662200366
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アレルギー性疾患に罹つた子供の内約50%は其家族に何人かアレルギー性疾患の病歴を有している。両親がアレルギー性疾患に罹つたものの子孫は5歳迄の間に36%もアレルギー性疾患を発症している。両親の何れかが罹つたことのある子供は約15%に罹患する。しかし,母親が罹患したものは父親の罹患したものよりも其子供は2倍も余分に罹患している。アレルギー性疾患に罹つたたとへば枯草熱とか,喘息とか,蕁麻疹とかいう疾患に悩んだ多くの母親は其子供時代にも頭部感冒とが百日咳とか洞疾患になやんでいる。
多くの医師たちは子供のアレルギーは其子供の小さい時に予防されねばならないと同時にアレルギー性疾患を有する両親を持つ子供たちは環境の注意深い監督によつて予防されることが出来るといわれている。
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