特集 眼科治療薬マニュアル—私の処方箋
疾患別薬剤投与プロトコール
結膜のアレルギー性疾患
三國 郁夫
1
1三國眼科
pp.93-95
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901355
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薬物療法の現況
一般的に,ステロイドの点眼が使われている。軽いものにはフルオロメトロン点眼のみ使う場合はむしろ少なく,フルオロメトロン点眼とエリックス,インタール,サジテン点眼のうちのひとつと組合わせて使うことが多いようである。重症例になると,直ちにステロイドの点眼を使って,効かないとお手あげになって大学病院にかけこんでくる例が多い。この場合にも,2種以上の抗アレルギー点眼剤を使っているのが普通である。何種類もの点眼を使うことは,どの薬が効いて,どの薬が効かないかを区別するのが難しくなる。
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