病歴のとりかた
アレルギー性疾患
宮本 昭正
1
1国立相模原病院アレルギーセンター
pp.1120-1124
発行日 1968年9月10日
Published Date 1968/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202380
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アレルギー性疾患のうち,一般診療で特に重要と考えられる気管支喘息,アレルギー性鼻炎および蕁麻疹について,初診時の病歴のとりかたにつき説明してみる.
初診時の病歴は,1)将来のために記録して保存する,2)診断の手助けとする,3)病因の推定または確定に役だてるなどの目的を有する.したがって,病歴の聴取にあたってはその目的に合致するように心がけねばならない.特にアレルギー性疾患では,他の疾患より以上に,病歴が診断や病因の決定に役だつので,病歴の聴取と記載は特に重要である.
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